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Lifeline…みたいなゲームを生成AIで

Jan 10, 2024

日本での2ヶ月のバケーションからカナダに帰ってきて、かなり忙しくしているので、最近は色々と考えたり、作ったりすることがしんどいフェーズに入っている。

なので、ちょっと気晴らしにと、Lifeline…というモバイルで遊べるゲームを見つけた。このゲームのユニークな点は、以下である。

  • テキストベースでのチャット形式でゲームが進む。(めっちゃシンプルなインターフェース。ただのLineみたいなインターフェースで、主人公のタイラーにアドバイスする形で選択していく。)プレイヤーは、タイラーという異星での遭難者からの通信を傍受し、タイラーにチャット形式でアドバイスを与えて彼の決定に影響を与える。つまり、彼の生死を左右する選択をしていくのである。いわば小説形式のアドベンチャーゲームである。
  • 選択について、現実時間で時間がかかる選択をした場合(例えば、穴を掘るとか、眠るとか)リアルタイムと同じくらい時間がかかる。タイラーに山まで行けと言ったらそこまでかかる時間、つまり、山まで3km程度あるとすれば、1−2時間ぐらいあとに返信がくるといった内容だ。返信が来たときにはスマホのポップアップ通知を利用して、通常のテキストメッセージやSNSのNotificationと同じように表示されるので非常にリアルでタイラーと会話している感覚が得られて面白い。

シナリオは弱いので、ゲームを楽しめたかといえば、正直あんまり楽しめなかった。例えば、タイラーにどんな指示を与えても結局2日目は山へ向かってしまう(プレイヤーは「山に行く」という結末をコントロールできない。タイラーはひたすらプレイヤーの指示を無視し続けるのだ。)これは手抜きと言われても仕方ないかなーとは思った。だって、プレイヤーの指示で動かすゲームなのに、指示を従ってくれないんだったらそれはゲームじゃないじゃん。操作できないんだったらYoutube見てるのと一緒で受け身だからつまらない。

ゲームシステムは面白いなと思ったし、このインターフェース、システムでもっと面白いゲームを開発する余地はあるなと思った。テキストだけでゲームが進むので、もっとシナリオを多岐にわたって組み、色々なエンドを作ったとしても容量的な意味で制約がないのは、このシステムの素晴らしい点だし、技術力が少ないエンジニアでもこの手のゲームを作ることは可能だろう。まぁもちろん、今までもそのようなゲームはあったよね、ノベルゲームっていうのかな。ただこのゲームはChatインターフェースで会話している感じで進むというのが面白い。 例えば話題のChatGPTでゲームシステムを作るのはコーディング初心者でもできるのではないだろうか。具体的には、LineとかWhatsappのインターフェースを画像として渡して、このような見た目でアドベンチャーゲームを作りたい。というだけで十分である。

また、生成AIの文脈で行くと、ゲームシステムを拡張することも考えられる。例えばユーザーが自由に入力できるとしたらどうだろう。それによってシナリオを分岐させることができるとしたら、これほど面白いことはないだろう。 例えば、ChatGPTを用いて、プレイヤーの自由なテキスト入力を理解し、それをクローズエンドクエッションの回答、つまり「はい」、「いいえ」、「どちらでもない」のいずれかに分類することは可能だと思う。たとえばゲーム内で「この謎の物体に触れるべきか?」という質問が投げかけられたとき、プレイヤーは自由に感想や意見を述べることができる。そして、ChatGPTがそのテキストを解析して、基本的な選択肢にマッピングする。具体的な出力については、ChatGPTではなくプログラム側で予め定められた反応を用意することで、プレイヤーの入力がある程度自由でありながらも、出力は確定的でコントロールされる。これにより、プレイヤーの自由度は一段階上がり、より没入感のある体験を提供できるのではないかと思う。ゲームシナリオのボリュームにもよるが、出力のバラエティをChatGPTを用いて増やすのはまだ技術的に難しいと考える。が、少なくとも入力に関しては多様性を保ちつつ、予定されたストーリーを楽しむことができるゲームを作ることは難しくないだろう。 問題はシナリオである。シナリオを作るのは本当に難しい。僕もこの手のゲームを作ってみたいという願望はあるが、シナリオって本当に難しいよね。 誰かこういうゲーム作ってくれないかなぁ。



思考の原石を、磨きつづける。

© Motokusa — Thoughts in the Rough